核、原子力~個人の見解~
核と原子力、この時期嫌でも考えさせられるテーマです。
核に関する技術は進歩し原子力発電を生み出しました。
今の豊かな生活はこの上に成り立っています。
しかし福島の出身の私は、幼いころから「なぜ東京の電気を福島で作っているのだろう?」と思い続けていました。
当時原子力発電は「とても安全でエコな発電」なのだと教えられました。
無知な私はチェルノブイリの事故さえ知らず、国内の事故である東海村JCO臨界事故すら教えられなかったのです。
これらの事故は母から教わりました。母は学校で教えていないことに驚いていました。
もちろん私も驚きました。「とても安全でエコな発電」などではなかったのですから。
それから原子力が怖くなりました。いつか何かが起きてしまうのではないか、その時故郷はどうなってしまうのか。
そして東日本大震災がおきてしまいました。
故郷は原発からかなり離れていますが、放射性物質の拡散マップでは風の関係で数値が高くなっていました。
除染もまともにしていないようなので今も被爆し続けていることになります。
また多くの人が故郷を追われ、今も避難生活を続けていると思うと複雑な気持ちになります。
それなのに何もなかったかのように原発を再稼働させようとすることが信じられません。
「フクシマ」だけの問題ではないのです。日本全国の問題なのです。
今一度、自分にも関係のある話として考えてみてください。