Gimelの日記〜双極性障害の記録〜

双極性障害の日常の記録です

冷蔵庫に入るということ

最近、バイト先のお店の冷蔵庫に入ったり食べ物で遊んだりする若い人がいるらしい。


かくいう私も若い部類に入るが、冷蔵庫に入ったりはしません。


あのような行為にいたる過程で、彼らを止めるものはなかったのだろうか?
昔から「食べ物で遊ぶな」と叱られて育っている身としては信じられない行為である。ましてや自分が働いているお店である。「仕事場」を「仕事場」と思っていないのだろうか。


いやそもそも「ただのアルバイト」気分なのだろう。「ただのアルバイト」でも立派な仕事人である。それを理解せずサークル気分で働いている人間が多い。


もちろんすべての若者がそうという訳ではない。そう信じたい。


しかしどうだろう?無断欠勤、遅刻(これは人のことをいえないが、、、)、仕事中の携帯いじり。このようなことを平気でする人間が一人はいるのではないだろうか。残念ながらこのような人たちにモラルを求めるのは無理があるだろう。


では、その「冷蔵庫に入ってしまう」人側からみてみよう。


彼らは「ネタ」を探しているのだ。なぜなら「ネタ」が現在の人間関係をつなぐ重要なパイプになっているからだ。


ではなぜ「ネタ」が重要なパイプになるのか。小学校の頃を思い出してほしい。


小学校での人気者は、勉強ができる人ではなく「一番面白い人」ではなかっただろうか?よくお笑い芸人はもてるというが、理屈は同じである。人は常に真新しく面白いものを求めている。だから「一番面白い人」が人気者になり、お笑い芸人はもてるのである。


現代の若者には、現実の人気はもとよりネットでの人気も重視される。ネットはおもしろければすぐに世界中に広まる。つまり一瞬にして人気者になれる。しかし、この「すぐ世界中に広がる」という点を理解していない若者が多いのだ。


これはとても恐ろしいことだ。
仲間内でみるつもりで写真をアップしても、その中の「誰か」が世界に発信してしまう可能性だってあるのだ。仲間内なら顔は丸出し、GPSまでついている可能性がある。つまりやろうと思えば個人の特定などいとも簡単にできてしまうのである。


一部の人間の話だと思われるかもしれないが、Twitter、Facebook、LINEなどどんな形でつながっていようとこのような危険はあるのである。


家庭での躾、学校での教育。これらが現代社会に乗り遅れてしまっているのではないだろうか。現代、特にネットというのはとてつもないスピードで変化し続けている。


自分の身を守るのは自分である。この点を理解していない人が何と多いことか。


やっと逮捕者が出たようだが、ここまで広がってしまった以上しばらくは同じようなことが続くだろう。ほとんどはアルバイトを首になるくらいですんでしまっているのだから。


本当は何百万、下手をしたら何千万の損害賠償を背負うことになりかねない。もしそうなったらその人の人生はくるってしまうだろう。いや、その人の家族の人生まで狂ってしまう。


だから私は声を大にしていいたい。「自分の身を守るのは自分である。」


ちょっとお固い文章を書いてみました。小論文の授業を思い出します。


もしこの話題が入試の課題になったら、そのとき今の子供たちは何を書くのでしょうか?